はだ産婦人科クリニック【札幌市/西区・手稲区】無痛分娩にも対応

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羽田さん通信

産婦人科医冥利

2025年06月10日 | 未分類 | 

2025年6月10日 土 晴れ

初夏の北海道・札幌。晴天の日は急に気温が上昇し夏を感じます。昨日手稲地区だけ最高気温が30度だったとのニュースもありました。ただ朝晩はまたひんやり肌寒ささえ感じて、北国の初夏らしくて、僕はこの季節、好きです。

2ヵ月ほど前になるけど、僕としてはしみじみ感じるお産がありました。

18年前に市立病院の勤務医時代に受け持った妊婦Yさんがいました。切迫早産で近隣の開業産婦人科から母体搬送で紹介されたYさん。子宮のちょっとした異常があって帝王切開で分娩になったのですが、そのYさんの2番目の子供さんの妊娠も、僕が開業医になったことを知って受診に来てくれました。妊娠週数もずいぶん進んでからの受診だったけど、無事に帝王切開で出産。その子ももう小学生。

去年の初冬に若い妊婦さんが妊娠の診断で受診しに来てくれて、妊娠経過も順調で、妊娠も後半に突入したある日、どうしてうちの病院に来てくれの?みたいな話になっとき、義理のお母さんに勧められて・・・と。よくよく話を聞いてみたら、義理のお母さんはYさんで、分娩が近くなって、Yさんも久しぶりに付き添いで顔見せてくれたりして、懐かしい顔を見ていろいろ繋がりました。

分娩は若い産婦さんらしく順調に進行。出産も順調で育児も順調。若い妊婦さんは本能の赴くままに悩まず育児する人が多い。彼女も御多分に漏れず上手でした。

よく考えたら、僕にとって親子で出産を見たのは初めてかな?おばあちゃんからお孫さんである赤ちゃんまで。

産婦人科医人生でYさんみたいに、親子3代で出産を任せて頂ける人が何人くらい出るのかな?僕も自分では若いつもりでいるけど、医者人生の後半戦なんだな~。あと何年仕事できるかな?なんて・・・いろいろ感慨深いものがありました。

こういう患者さんたちと出会えることが、医者冥利ってやつなんだろうな~。これからも患者さんのお役に立てるように頑張ります!

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