独身税? 子ども・子育て支援金制度の話
2026年7月12日 日曜 曇り時々雨
ぐずついた天気が続く札幌市。まる1週間曇ったり雨降ったりの時間が続いています。湿度が高くて何もしていなくてもしっとり湿ってくるような不快な空気。「梅雨」がない北海道ですが毎年7月にだいたい1週間前後続く「蝦夷梅雨」とういうやつだと思います。こんな長雨が1か月も続くなんて本物の梅雨がある本州では生きていけないな・・・
日曜日の今日。当院は極めて静かな1日。この1週間なぜか分娩が3件しかなくて、昨日の午後からは入院患者さんが今年初の1人。勤務の看護師・助産師も暇そうにしています。
昨夜この6月から就職してくれたスタッフと、退職した助産師の歓送迎会もあって夜更かしだったこと、この雨もよう、明日からの1週間は計画分娩予定が10件入っていて打って変わって忙しくなる予感などもあって、今日は一日中体を休める時間ってことで寝てました。久しぶりに「寝て曜日」って感じでした。
話は変わるけど、先月当院のスタッフに夏季の賞与がありました。もちろん僕は出す方。
分娩数はピーク時よりも減っているし、診療報酬などの医療を取り巻く経済環境は決して良くないのですが、日々頑張ってくれているスタッフに感謝の気持ちを込めて・・・
その明細書なるものを見て、「子育て支援金」という項目があることに目が行きました。当院の場合、会計事務所が計算してくれた給与や賞与を、明細書をお渡しする形態をとっているんだけど、そのもらった明細書に数百円の額がありました。(そもそも支給額に対しての天引きされる社会保障費や税金多くて手取り少なう見えるよな~っていうのは今回は置いといて)
これがちょっと前に独身税とか言われてマスコミでも話題になっていた「子ども子育て支援金」。1回の額は大きくはないけど、毎月のお給料に賞与も合わせると数千円になるから合わせると結構な額になります。今年の4月から新たに導入されて、健康保険の保険料に上乗せされて徴収するというもので、児童手当や育児休業給付の財源に充てるらしい。
ニュースでは「子供がいる人たちに支給されるお金の財源」という扱いで、独身者には恩恵がないお金の財源だから「独身税」とかって言われているようだけど、それってなんか違和感があり考えてみました。
国の未来の発展には次世代の誕生が必須条件。税制や社会保障などの制度の維持には次世代が未来に収めてくれる税金がベースになっているし、対外的には防衛力もその世代その世代で力を発揮してくれる若者の力がないと国の領土の維持だってままならない。子供を産み育てるということは未来の国を守り維持する力を育てていることに他ならないと考えます。
そういう国家として絶対必要な次世代の人口が危ぶまれている今、国の支援をもって将来の力を養っている各家庭に援助するのはごく自然なことだと僕は考えます。今誕生した若い命が、将来働き、国のために税金を納め、公共インフラの財源、制度の財源になっていくと思います。そういう子供たちを育てるのに、全額国が子育ての資金を各家庭に援助したって、少子化の昨今なら将来の税収のほうが多くなるのではないかと思います。
また、社医保障費の財源を今の子供たちが納める数十年後に、子育てを終わった家庭では子供が経済的に親の面倒を見てくれる可能性はあるかもしれないけど、独身で老後を迎えた長生きした人たちの経済的支援って、今の日本の制度が維持出来たらほぼ社会保障費でしか賄えないと思われます。生活保護だとか、介護保険だとかを使って。
そういう間接的な経済支援という意味では、今の子供たちに一番お世話になる可能性のある人たちって独身者だったりして・・・。今は恩恵を受けないかもしれないけど、若い世代が労働力になった時に、恩恵を受けるのだから「独身税」はおかしいんじゃないかなと思うわけです。(マスコミも独身者側の一方的な意見ばかり垂れ流さないでほしいわ)
今も未来もお互いが支えあって社会が育っていける制度や道徳観であってほしいと願うばかりです。
コメントを残す